
今、音旅の中で起きていること。
ここ数日、「境のない世界の入口」に参加してくださっている方々から届く言葉を、一つひとつ読ませていただいています。
その声に触れるたびに、私はあらためて、この旅の本質に出会い直しているような感覚になります。
ある方は、日々の忙しさの中、この時間を自分を整える場として受け取り、
またある方は、過去の自分との再会を通して、境界の意味を新しく見つめ直している。
それぞれの入口から入りながら、向かっている場所にはどこか共通するものがあるように感じます。
内なる傷を縫い合わせるように、自分の深い層へと触れていく.....
分かれるためにあると思っていた境目は、実はつながるためのものだったと気づく.....。
その気づきは、自分の歩みへの信頼を深めていくこと。
届く言葉のひとつひとつが、とても丁寧で、美しく。
誰かの変容の瞬間に立ち会うことは、その人だけの出来事ではなく、確かに周囲へ波紋を広げていくと感じています。
この旅は、ただ場所を巡るものではなく、見えない流れをたどるものでもあるのかもしれない。
神戸で録音した音の中にあった“クジラの声のような響き”をもとに生まれた原曲 「Eternal」(朋オンラインメンバー公開音源)。

そして、その楽曲"Eternal"が仕上がり、披露した、クジラが座礁した海辺に近い安房でのコンサート。
その日のアンコールで、新たな原曲 「シンカイノうた(仮)」(朋オンラインメンバー公開音源) が生まれました。
今、この“クジラの曲”を一つの作品(楽曲)として仕上げる段階にいます。
そのプロセスの中で、私はあらためて、川・山・海の連なりを強く感じています。
海の深みから立ち上がるものが、川をのぼり、山へ........。
山の麓で受け取る気配が、また水の流れとなって海へ還る........。
その循環の中、私は音に触れ、次に出会うべき場所へ導かれ始めています。

東北、大阪、安曇野、出雲、九州。
それぞれの土地が、海流のようにゆるやかにつながりながら、一つの大きな線を描いている。
山と山が呼応し、海からの新しいエネルギーが大地へと昇っていく。
そのあいだに人の営みがあり、土に触れ、季節を受け取りながら生きる姿がある。
この音旅は、その流れと共にあるのだと、今、改めて感じています。
そして、それぞれの内側にある“入口=扉”を見つける時間なのかもしれない。
この流れは、5月末の秋田へ、結ばれていきます。
五城目の森山、そして秋田市の太平山。
それぞれの土地に呼ばれるようにして、「境のない世界」3DAYSがひらかれます。
今、オンラインで触れている“入口”が、
風や虫、山の気配の中、さらに深く体験される時間を予感しながら。
それぞれの内側で起きている変化が、土地と出会いによって、ひとつのかたちにあらわれる3日間。
音旅がどこへ向かうのか.....
その先に輝く光を見つめながら........

