面白い奇跡の日々-こどもたち編03-

pianist朋tomo

2025/01/04 16:30

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 懐かしい香のするおじさんとの再会のような出会い。
私自身の小学生から大学生のころ、節目に、いつも励ましてくれた亡きおじさんと同じ香がする人。

 そんな素敵な出会いはクリスマスの5日前におきた。
次女と、本物のサンタさんだね。そう言い合った。
そして、何も買わずに中古屋さんを後にした。

相方に報告すると、古いものを修理してリユースしている彼の琴線にふれた。

 その日の夜、早速電話がかかってきて、
わたしたちがいつ頃落ち合えるかの相談をした。
人家だが、ほとんど家にいないから、片付けをすすめようとしているお家だと知る。
 豪雪地帯の白馬にあり、相方がいる時に一緒にいけたら一番安心だとおもっていたので、
相方も行く気満々になっていてありがたい流れ。

早速、2日後に私たちは、一緒に出かける約束をした。

 当日の午後、わたしたちは、おじさんを迎えにいって、同乗してもらい、一緒に現地を目指した。
白馬に向かうほどに積雪が増えていく。
そしてたどり着いた民家の入り口は、雪かきをしなければ入れない。50mは積もっていた。

わたしと相方はせっせと雪かきをはじめた。
10mほどの距離を雪かきしてやっと入り口の扉が開いた。

その頃には、車で昼寝をしていた末っ子3歳が起きだした。
みんなで物置小屋に入ると、スキー板やブーツが所狭しと並んでいる。。

次女にも長男にもぴったりなものがみつかる。

最後に、スノボーがあることに気づいたわたし。
 ”そうか、、今回は、長女と一緒に、スノボーデビューしてみようかな。”
このスノボーとの出会いがなければ、そんな気持ちはさらさら浮かばなかった。
なぜなら、そのスノボーが、ちょうど友達おすすめのメーカー品だったのだ。

おじさんとわたしたちは、いろいろな話をしながら、帰った。

この恵に感謝した。

物が溢れる時代。
 こんな粋な計らいで、ゴミにならず、わたしたちの元で
楽しい時間の役目を担ってくれることになったアイテム達。
わたしたちとおじさんを結びつけてくれたであろう地球の上からいつもみまもってくれている存在を感じた。

友人に報告すると、もちろんびっくりしてた。
そして、”朋子さん もし、これをすべて新品で揃えようとしたら、50万円はかかるよー”って
お金に換算してくれた。

うん。うん。本当にそうだよね。

わたしたちは、なんて恵まれているのだろう。

そうです。
中古屋さんで手に入れようとしていたグッズより遥かに程度の良い物を
わたしたちは、譲っていただくことになったのですから。
譲ってくれたこの素敵な老夫婦と、出会うことができたのですから。
そして、生きるのに困難さを感じていたあの頃、ずっとずっと励まし続けてくれたおじさんの気配を感じながら。

つづく

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